今日は、
クリスマス。アメリカでは、祝日です。
クリスマスでは一般的にはキリストの誕生日という事で知られていますが、この起源には色々な諸説があるようです。
<キリストの誕生日説>
これは多くの人が知っている説です。しかしこのキリストが誕生した日(降誕した日)の証拠はなく、色々とあるそう。
また、実際には誕生日ではなく誕生(降誕)を祝う日で、クリスマス(Christmas)の意味は、キリスト(Christ) + ミサ(mas)=キリストの礼拝。
現在、誕生日の説に主要に用いられているのは、12月25日と1月6日。
キリストの母マリアがキリストを身ごもったのが、世界創生の最初の日と合わせて春の3月25日として、 出産を9ヶ月後とすれば、12月25日がキリストの誕生日となります。現在では、西方教会(ローマ・カトリック教会やプロテスタント教会など)で、この12月25日説が取り入れられているそうです。
世界的に見てもカトリックやプロテスタントが多いために、これが一般化したのではないでしょうか。
キリストの死亡した日4月6日と、受胎の日を合わせれば、その9ヶ月後の1月6日が キリストの誕生日となります。そして東方教会(ロシア正教やギリシャ正教など)ではこの1月6日説を取り入れられています。
はたまた、ユリウス暦での12月25日をグレゴリウス暦に置き換えると、19世紀には1月6日、20~21世紀は1月7日、22世紀は1月8日となります。そのため、現在でもロシアでは、1月6日、もしくは1月7日に降誕祭が祝われているそうです。
<布教のため説>
キリストの誕生日には色々と諸説はありますが、初期のキリスト教徒は、キリストの降誕を祝ってはいたものの、教会としてクリスマスを祝うことは無かったようです。
大昔、12月25日前後は、多くの民族や宗教にとって聖なる日でした。
・ 古代ローマで普及していたペルシャ由来のミトラス教では、冬至のお祭り「ディエース・ナタリス・ソーリス・インウィクティ」(「無敵の太陽の生誕日」または「征服されざる太陽の誕生日」)が12月25日でした。
・ 3世紀初めのヘリオガバルス帝(218-222)は、「不滅の太陽神ソル・インウィクトゥスの誕生祭」を12月25日と定めていました。
・ ローマ人の神の一人である農耕神サトゥルヌスの祭は「サトゥルナーリア」と呼ばれ、冬至の祭として12月17日~24日に行われていました。
・ ローマ帝国の西部にいたゲルマン人は、伝統的な「ユール祭」(冬至の祭)を12月25日前後に祝っていたそうです。
・ この他にも、12月25日はギリシア神話のディオニソス、ゲルマンのユール神などの誕生日
様々な弾圧を受けた後、布教拡大を試みていた初代キリスト教の指導者たちは、異教徒対立や摩擦を生むことなく多くの人に取り入れてもらえるように、多くの民族が祝う馴染みのあった12月25日をクリスマスとしたそうです。
そ~んなクリスマス、私達は沢山のプレゼントをいただきました。
昨日は、子供たちがたっくさんのプレゼントをもらったと載せましたが、私達もたくさんもらってしまいました。(苦笑)
お返しは、こんなにあげてないのに。どうしよう、、、。(泣)