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プロフィール
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りんでぃ
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性別:
女性
職業:
スウィング ダンス インストラクター
自己紹介:
 東京でスウィングダンスのインストラクターとしてレッスンやイベントを開催していました。2012年、結婚の為ボストン郊外のNorth Shore へ世界一臆病な黒猫 ミキティと共に移住。

 ここではアメリカでの生活、ダンス事情、ミキティの様子、ふと思ったことなどを綴っていきます。
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今日は、クリスマス。アメリカでは、祝日です。

クリスマスでは一般的にはキリストの誕生日という事で知られていますが、この起源には色々な諸説があるようです。

<キリストの誕生日説>
これは多くの人が知っている説です。しかしこのキリストが誕生した日(降誕した日)の証拠はなく、色々とあるそう。
また、実際には誕生日ではなく誕生(降誕)を祝う日で、クリスマス(Christmas)の意味は、キリスト(Christ) + ミサ(mas)=キリストの礼拝。

現在、誕生日の説に主要に用いられているのは、12月25日と1月6日。
キリストの母マリアがキリストを身ごもったのが、世界創生の最初の日と合わせて春の3月25日として、 出産を9ヶ月後とすれば、12月25日がキリストの誕生日となります。現在では、西方教会(ローマ・カトリック教会やプロテスタント教会など)で、この12月25日説が取り入れられているそうです。
世界的に見てもカトリックやプロテスタントが多いために、これが一般化したのではないでしょうか。

キリストの死亡した日4月6日と、受胎の日を合わせれば、その9ヶ月後の1月6日が キリストの誕生日となります。そして東方教会(ロシア正教やギリシャ正教など)ではこの1月6日説を取り入れられています。

はたまた、ユリウス暦での12月25日をグレゴリウス暦に置き換えると、19世紀には1月6日、20~21世紀は1月7日、22世紀は1月8日となります。そのため、現在でもロシアでは、1月6日、もしくは1月7日に降誕祭が祝われているそうです。


<布教のため説>
キリストの誕生日には色々と諸説はありますが、初期のキリスト教徒は、キリストの降誕を祝ってはいたものの、教会としてクリスマスを祝うことは無かったようです。

大昔、12月25日前後は、多くの民族や宗教にとって聖なる日でした。
 ・ 古代ローマで普及していたペルシャ由来のミトラス教では、冬至のお祭り「ディエース・ナタリス・ソーリス・インウィクティ」(「無敵の太陽の生誕日」または「征服されざる太陽の誕生日」)が12月25日でした。
 ・ 3世紀初めのヘリオガバルス帝(218-222)は、「不滅の太陽神ソル・インウィクトゥスの誕生祭」を12月25日と定めていました。
 ・ ローマ人の神の一人である農耕神サトゥルヌスの祭は「サトゥルナーリア」と呼ばれ、冬至の祭として12月17日~24日に行われていました。
 ・ ローマ帝国の西部にいたゲルマン人は、伝統的な「ユール祭」(冬至の祭)を12月25日前後に祝っていたそうです。
 ・ この他にも、12月25日はギリシア神話のディオニソス、ゲルマンのユール神などの誕生日

様々な弾圧を受けた後、布教拡大を試みていた初代キリスト教の指導者たちは、異教徒対立や摩擦を生むことなく多くの人に取り入れてもらえるように、多くの民族が祝う馴染みのあった12月25日をクリスマスとしたそうです。


そ~んなクリスマス、私達は沢山のプレゼントをいただきました。




昨日は、子供たちがたっくさんのプレゼントをもらったと載せましたが、私達もたくさんもらってしまいました。(苦笑)
お返しは、こんなにあげてないのに。どうしよう、、、。(泣)



 
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今日は、クリスマス・イブです。
相方兄の家で、クリスマスパーティーがありました。

クリスマスディナーは、感謝祭と同じく、相方両親は自分たちで食べるとのこと。これまたどっちにもつけない私達は、自分たちで食事をすることにしました。

「ディナーは各自で食べるから」という前提で、パーティーは7時に来てという事。
まず相方両親を7時頃に迎えに行き、7時半に相方兄の家についてみると、人の気配がありません。家の中も真っ暗です。

相方ママ 「もう終わっちゃったんじゃない?」
相方 「いや、7時からって言ってたよ」
相方パパ 「うん、確かに7時って言ってた」

相方ママ 「もしかしたら、ここじゃなくて、お嫁さんのお姉さんの家でやるんじゃない?」
相方 「いや、確認のために聞いた時もここって言ってたよ」

相方パパ 「どっか買い物にでも一っちゃてるんじゃない?」
私 「、、、、」

とりあえず車から出て、玄関の方へ行ってみました。
すると、人が動いている気配があります。

いつも鍵はかかっていないので、そのまま中に入ってみると、相方兄が料理”し始めている”ところでした。子供は、寝ているそう。

相方 「あれっ?間違えたかな。7時って言わなかったっけ?」
相方兄 「(フツーに)7時って言ったよ」

相方 「誰も来てないし、料理もできてないじゃん。ところで奥さんは?」
相方兄 「今、お酒買に行ってる。皆まだ働いてるんだもん。7時に来れるわけないじゃん」(今日は祝日じゃなく平日なので)

相方両親 「だから、7時に行ってもしょうがないって言ったのに」
相方 「皆ご飯食べてくるって言ったじゃん。だからもう、食べてきたよ」
相方兄 「なんで食べてくるの?今、七面鳥焼いてるんだよ」

というわけで、7時半についたものの、他の人が来始めたのは10時過ぎでした。(苦笑)
それからクリスマスディナーが始まり、その後は子供たちのプレゼント渡しです。

相方兄の奥さんの友人がサンタさんになりすまし、玄関から入ってきます。
子供たちは、サンタが来たー!と興奮しまくり。



ちょっとわかりづらい写真ですが


25人くらいかそれ以上の大人が持ってきたプレゼントを、一つ一つあげています。
もちろんプレゼントを渡しているのはサンタさん → 親は、どのプレゼントが誰から七日全く分からない → 子供たちはプレゼント全部サンタさんからだと思っている 

サンタさんて、良い子にしていた子供に一番欲しいもの(=たった1個)のあげるんじゃなかったけ? 子供達、今サンタさんから最低でも20個はもらってるよね? これで良いのでしょうか、、、???
まあ、子供たちは喜んでるからね、、、。

ちょっと異文化体験をしたクリスマスでした。




感謝祭の翌日である今日は、デパート等が大セールになる祝日 「Black Fridayブラック・フライデー)」です。
感謝祭の翌日は寝坊する人が多く、そして感謝祭に家族と過ごす為に帰郷する人もいたりと、その為にこの金曜日は祝日になったと言うた~んなる都市伝説(私は本当だと思いますが)があります。 そして、この三連休にデパート軍団が乗っかり、大セールの日になったという話を聞いたことがあります。もちろん、何の根拠もない噂ですが。

何でも七面鳥に含まれるトリプトファンという成分が脳内でセロトニンに変わり、これが眠気を誘うそうです。そして、これは上記の噂話とは違い、化学的に証明されているそう。
もちろん、感謝祭の夜にはお腹いっぱい食べて、お酒もいっぱい飲んだから寝坊する、、、 という事実も決して無視できないとは思いますが。

きっと
1.感謝祭の週末には親戚中が集まる → おじいちゃんやおばあちゃんは、遠くから来た孫におもちゃを買ってあげる
2.セロトニンは”幸せホルモン”とも呼ばれ、セロトニンが増えると安らぎや幸せを感じる物質だそう。ハッピーになる → お財布のヒモが緩くなる
という事も考えたのかどうかは分かりませんが、とにかくこのブラック・フライデー作戦は成功です。結構安くなるらしく、本当に多くの人が買い物をしています。

懐が寂しい私達は、、、 家の中でまったりしていました。(笑)




今日は、Thanksgiving Day(サンクス ギビング・デイ)の日。いわゆる「感謝祭」で、神への収穫の感謝を表す日です。
今回は写真が沢山あるので、長い長ーい説明はやめておきます。^^

伝統的には、家族や親戚一同が集まり、スタッフィング(stuffing)と呼ばれるパンを角切りにした”詰め物”をお腹に詰めた七面鳥をオーブンで何時間もかけて焼いたものに、肉汁から作ったグレービーソ-スクランベリーソースをかけてを食べます。そして、添え物としてマッシュドポテト、デザートにはアップルパイやパンプキンパイ。
うーん、これを聞くと美味しそうではありますが、高カロリーで野菜が殆どない、、、。だからアメリカ人は、、、 なんですよね。(笑)

相方家族と言えば、、、
相方兄の家で、恒例のブラジリアンパーティーです。ゆっくりと家族だけで日頃の感謝をしながら食事をしたい相方両親は、最後にはダンスパーティーと化するお兄さん家パーティーには行きたくないと言い、自分たちの家で別にサンクスギビングの食事をすると言います。
さあ、困った私達。相方兄家パーティーに行けば相方両親が拗ねてしまい(笑)、相方両親の家で食事をすれば相方兄から「そんなに家に来たくないのか!」怒られて(苦笑)しまいます。

ということで、自分達だけでプチ感謝祭をすることにしました。
七面鳥を1匹買ってしまうと二人ではかない大きいので、普通に鶏の胸肉を買い、スタッフィングを詰めました。




これは相方の仕事




もちろん肉が小さすぎて、スタッフイングが溢れ出てます




野菜も欲しい私達








でも出来上がりは美味しかったです♪








これがパッケージの側面



これが裏面

スタッフィングの基本のつくり方と、鶏肉(七面鳥)の詰めるレシピアレンジが載っているのですが、どれが基本のつくり方なのか分からない!数分間、パーッケージをにらめっこする私。
このパッケージは側面に書いてある作り方が基本で、分からないと言ってもそれほど分かりづらいと言う訳ではなかったのですが、中にはアメリカ人の相方が見ても「んんっ!?なにこれ」というものがあるようです。
 
七面鳥にかけるクランベリーソースは、クランベリーの実から煮詰めると時間がかかるのと、少量だけというのはできないので、缶詰を買いました。
缶を開けると、プルプルっとこ~んなものが出てきました。 はっきり言って、気持ち悪い、、、。 味も缶詰のソース!という感じで、決しておいしいとは言えなかったです。(笑)








 
今日は、ベテランズ・デイ(Veteran's Day復員軍人の日、または退役軍人の日)です。

1918年11月11日の11時、追い詰められたドイツが休戦協定に調印したことにより、公式に戦争が終わりました。
これに伴い、1919年 第28代目の ウッドロウ・ウィルソン大統領Thomas Woodrow Wilson)によりアメリカで初めて祝われ、1938年からアメリカ全土の休日になったそうです。

制定当初は、第一次世界大戦の休戦記念日だったのですが、1954年に「休戦記念日」から「復員(退役)軍人の日」と変更し、「すべてのアメリカ退役軍人の日」となりました。

この日は、各地域で行われる記念祝典に出席したり、パレードに参加したり、近所のお墓に花を添えたりします。
また、バージアニア州アーリントンにある国立墓地および、戦没者慰霊施設の アーリントン国立墓地では、「無名戦士の墓」で慰霊祭が行われ、毎年11月11日 午前11時に大統領が「無名戦士の墓」に花輪を供えるのです。


そんなメモリアルな日ですが、相方はいつものように仕事。私は、相方の仕事の手伝いでした。(笑)




今日、スタバで可愛らしい ジンジャーブレッド・クッキーgingerbread)、またはジンジャーブレッド・マン(gingerbread man)を見つけました♪



 

ところで、ジンジャーブレッド・クッキーと言えばクリスマスですが、どうしてクリスマスにジンジャーブレッド・クッキーなんでしょうか?? なんで、ジンジャーブレッド・マン(人型のクッキー)なんでしょうか??? ちょっと調べてみました。

すると、日本で言われている説とアメリカで言われている説があるようです。


<どうして人型?>

(その1)エリザベス女王説 in アメリカ
11世紀、十字軍が中東からヨーロッパにスパイスを持ち帰ったという記述が残っています。その後、生姜や他のスパイス が広く使用されるようになり、その時にジンジャーブレッドが生まれました。中世のヨーロッパではあまりにも人気が高まり、”ジンジャーブレッド・フェア”が各地で行われていたそうです。

ヨーロッパからイギリスへと伝わり、”フェア”という言葉から、当時のイギリス人はプレゼントとして使用されるようになりました。当時の多くのベーカリーでは、季節限定の型をつくり、春は花やボタンの形、秋には動物や鳥の形のジンジャーブレットが出回っていたそうです。
16世紀になると、エリザベス女王1世が訪れる高官たちをびっくりさせようと彼ら本人に似せてクッキーを焼いたことが始まり

(その2)ヘンリー王子説 in 日本
16世紀のイギリスでペストが大流行した際、生姜が予防になるという話を聞いたヘンリー王子がジンジャーブレッドを勧めました。そして国民がジンジャーブレッドを作る際に、ヘンリー王子の形にしたことが始まり


<どうしてクリスマスに食べるの?>

(その1)ジンジャーブレッド・ハウス説 in アメリカ
ジンジャーブレッドの人気が確立されていた1800年初頭のヨーロッ パでは、グリム童話の「ヘンゼルとグレーテル」に出てくるお菓子の家にちなんで、クリスマスの時期にジンジャーブレッド・ハウスやジンジャーブレッドでで きた食べられるクリスマスカードが作られるようになりました。その中で、人型のジンジャーブレッド・マンが作られるようになったことから  - ジンジャーブレッド・ハウスの画像集

(その2)ご馳走の代わり説 in 日本
昔、クリスマスのご馳走を変えない人たちは、代わりにご馳走の形をしたクッキーを焼いていたそうです。その中に人型のクッキーを入れたことから

※ アメリカでは、ジンジャーブレッド=生姜入りのお菓子でケーキだけではなく、クッキーなども含めてジンジャーブレッドと言う場合があります。日本では、ジンジャーブレッド=生姜入りのケーキ、 ジンジャークッキー=クッキーのようです。



そして、こんな物語も欧米では有名です。


昔、おばあさんが おじいさんの大好きなジンジャーブレッド・マンを焼いていました。
ところが、おばあさんが仕事に夢中になっていると、オーブンの中が熱くなりすぎ、「熱い、熱ーい!」とジンジャーブレッド坊やがオーブンから逃げ出してしまいました。
おばあさんは慌てて追いかけますが、ジンジャーブレッド坊やは「走れ!走れ!全速力で走ってみな!でも僕は捕まらないよ。だって僕は、ジンジャーブレッド・マンだもん!」と歌いながら逃げ回ります。

ジンジャーブレッド坊やが逃げる中、ウシに出会います。
ウシは、「なんて美味しそうなジンジャーブレッド・マンなんだ。食べちゃうぞ~」と言います。するとジンジャーブレッド坊やは、「それは出来ないよ。僕は、おじいさんからもおばあさんからも逃げてきたからね。君からだって逃げられるよ」と走り出しました。
「走れ!走れ!全速力で走ってみな!でも僕は捕まらないよ。だって僕は、ジンジャーブレッド・マンだもん!」と歌いながら逃げていくジンジャーブレッド坊やをウシが追いかけ、その後をおばあさんが追いかけていきます。

今度は、ブタに出会います。
ブタは、「なんて美味しそうなジンジャーブレッド・マンなんだ。食べちゃうぞ~」 と言います。するとジンジャーブレッド坊やは、「それは出来ないよ。僕は、おじいさんからもおばあさんからも、ウシからも逃げてきたからね。君からだって逃げられるよ」と走り出しました。
「走れ!走れ!全速力で走ってみな!でも僕は捕まらないよ。だって僕は、ジンジャーブレッド・マンだもん!」と歌いながら逃げていくジンジャーブレッド坊やをブタが追いかけ、その後をウシが、その後をおばあさんが追いかけていきます。

今度は、ウマに出会います。
ウマは、「なんて美味しそうなジンジャーブレッド・マンなんだ。食べちゃうぞ~」 と言います。するとジンジャーブレッド坊やは、「それは出来ないよ。僕は、おじいさんからもおばあさんからも、ウシからもブタからも逃げてきたからね。君からだって逃げられるよ」と走り出しました。
「走れ!走れ!全速力で走ってみな!でも僕は捕まらないよ。だって僕は、ジンジャーブレッド・マンだもん!」と歌いながら逃げていくジンジャーブレッド坊やをウマが追いかけ、その後をブタが、その後をウシが、その後をおばあさんが追いかけていきます。

ジンジャーブレッド坊やが逃げ回る中、川にぶつかりました。
「あー、捕まっちゃうよ~。どうやって川を渡ればいいんだろう、、、」と泣いていると、キツネがやってきました。
するとキツネは、「さあ、しっぽに乗りなさい。泳いで川を渡ってあげるよ」と言います。
ジンジャーブレッド坊やが、「僕のこと、食べたりしない?」と聞くと、キツネは「食べたりなんかしないよ。助けてあげるんだよ」と言いました。

ジンジャーブレッド坊やがしっぽにつかまると、キツネは泳ぎ始めました。
しかしすぐに、水が浸みてきます。するとキツネは、「僕の背中まで、登ってきなよ」と言うので、背中まで登りました。
するとすぐに、キツネは「君は重すぎるよ。だから僕の鼻まで登っておいで」と言います。ジンジャーブレッ坊やは、鼻まで登りました。
向こう岸まで泳ぎきったキツネは、岸に着くやいなや鼻でジンジャーブレッド坊やを空中に投げ、ぱくっと食べてしまいましたとさ。


色々な童話のパロディを組み入れている 映画「シュレック」(2001年、2004年、2007年、2010年)にも、人型のクッキーが出てきますが、これがジンジ-という名前のジンジャー坊やです。でもどうやら、日本版では”クッキーマン”と言う名前みたいですね。
 

もし興味がありましたら、「シュレック」見てみてください♪



 
話は変わりますが、日本で友人の結婚1周年パーティーがあり、出席できない私達はビデオレターを送りました。もちろん、ミキティもビデオに登場です!
ミキティの部分だけちょこっと、お見せしますね♪
 
 






 
選挙権」からの続きです。
長いです。(すみません、、、)


アメリカ大統領選挙。
まず、立候補は以下の条件を満たしていれば誰でも立候補できます。

‐ 米国生まれである事(帰化者は不可)
 14年以上アメリカに住んでいる事 
 年齢35歳以上である事



アメリカにも幾つかの政党がありますが、大抵は民主党 対 共和党になっています。
今年の場合は、民主党のバラク・オバマ現大統領(Barack Hussein Obama, Jr.)と共和党のミット・ロムニー(Mitt Romney)立候補。
日本では、各政党の代表が総理大臣候補となりますが、アメリカの場合は違い、一般の人々が直接大統領を選ぶのではなく、大統領を選ぶための大統領選挙人を選ぶ「間接選挙」という方式なのです。
「予備選挙」→「全国党大会」→「一般有権者投票」→「大統領選挙人投票」といくつも段階があるのです。


1. 1月から6月頃 「予備選挙」
各州で全国党大会に進む権利のある代議員を選出する選挙のこと。

「私は○○さんを大統領候補者として支持します」公言している代議員を、一般有権者の投票によって選ぶのです。(州によっては「党員集会」と呼ばれる話し合いで決めるところもあります)
この代議員は、各候補の支持者や支援団体の代表者が主です。

代議員は、各州の人口によって人数が決まっており、その州によって”予備選挙で代議員を○人まで出して良いですよ”と決まっています。
例えば、今年の予備選挙の代議員選出人数で一番多い州はカリフォルニア州の172人。反対に一番少ない州(準州以外)はニューハンプシャー州の12人。因みに、私の住むマサチューセッツ州は、41人。こんなに差があるんですね~。


そして、現職大統領が出馬表明すれば、その党は予備選挙を実施しません。
その為、今回オバマ大統領は予備選を勝ち抜く必要がなく、今年の予備選挙=共和党の予備選挙と言う訳です。

そして州によって 法律も違うアメリカは、各州の予備選挙の方法が違い、共和党のには共和党員のみ参加できる州もあれば、リバタリアン党やアメリカ緑の党などの他党でも無党派でも誰でも投票できる州もあ るんです。


2. 7月から8月頃 「全国党大会」
予備選挙で選ばれた代議員の投票によって、各政党の大統領候補副大統領候補 一人ずつを選ぶ選挙のこと。
この全国党大会も、民主党と共和党で選出方法が違うのです。あくまでも無理やり統一しないのが、個人主義のアメリカなんですね。


3. 11月 「一般有権者投票」 (これが今日 11月6日)
こうして9月から、やっと大統領選挙のための 一般有権者投票(別名 一般投票、いわゆる本選)の選挙活動が始まるのです。
日本の選挙活動でも、たまにちょこっと敵軍をいじめる言い方をしている様ですが、アメリカの選挙活動はそんなもんじゃありません!

テレビでもラジオでもCMを使って、相手候補者の批判しまくりの悪口言いっぱなし。自分が(自分の所属する党が)目指している政治を話すよりも、相手を批判することに全力全身注いでいるかのよう。完全に「この人はこんなに悪い事やってるんだ、こんなに悪い人なんだ。だからこいつを大統領にしない方が良い」という洗脳ですね。
ロ ムニーさんは、始めからオバマ大統領の悪口で突っ走っていましたが、オバマ大統領は「そんな事はしたくない。悪口を言いあったって何も始まらない」とでも言うように始めはロムニーさんの批判をしていなかったのですが、最後の方になると切羽詰まったのかどうか、悪口言いまくってました。(苦笑)

そんな2012年の一般投票は、オバマ現大統領の勝利でした。
選挙活動の始めの頃はオバマ現大統領が優勢で、その後ロムニーさんも巻き返していたのですが、自らを「伝統的なキリスト教倫理と民間企業の政党」と位置付けている共和党の代議員が、

「人工中絶は、神の行為に反 しているから絶対に反対。例えそれがレイプされてできてしまった子供でも、神は意味を持って子供を授けてくれたんだから、それを中絶させてはいけな い!」

と公の場で言った事で、ガラッと変わりました。
もちろん、女性全体やレイプ被害者を持つ家族から「自分がレイプされた経験がないから、そんなことが言えるんだ!レイプされてできた子供を育てていく辛さがわかるのか!!」と批判の嵐です。← 当たり前だ!
ロムニーさん自身は、「あれは彼の個人的な意見で共和党全体の意見ではない」と慌てて訂正したのですが、”時すでに遅し”ですね。日本でもアメリカでも、失言問題は大きいですね。


さて、オバマ大統領の勝利といっても、決してこれでおわりじゃないんです。
一般的に「一般投票で次期大統領を選ぶ」と思われがちですが、正式には「一般投票で、次期大統領を選ぶ大統領選挙人を選んで」いるんです。けれども実際は、投票用紙に大統領候補者の名前が記名されていて、そこにハイライトを付けるだけ(らしい)なので、一般有権者は選挙人を選んでいる意識は全くなく、自分が大統領を選んでいる意識なのだそうです。

アメリカでは11月の一般有権者による投票及び開票の後には、12月に各州の大統領選挙人による投票、1月に大統領選挙人による投票を開票。そしてやっと、大統領および副大統領当選者が正式決定するのです。ややこしいですね~。


4. 12月 「大統領選挙人投票」(2012年は、12月17日)
大統領選挙人(=選挙人)というのは「大統領を選ぶ権限のある人」のことで、州ごとに人数が違います。

選挙人の数は、それぞれの州に属する下院議員(日本の衆議院)と上院議員(日本の参議院)を足した人数。
例えば、下院議員の多いカリフォルニア州から選出される選挙人は55人。反対に、下院議員の少ないアラスカ州などは3人です。それも、政党に関係なく決められるのではなく、カリフォルニアの場合は、民主党派の選挙人55人。共和党派の選挙人55人の名簿が作られます。

選挙人の選出方法は特に決まりがなく、各州それぞれのやり方で選びます。政党の氏名や投票で選ばれるそうなのですが、一般州民の他に州の選出公職者、党指導者、あるいは大統領候補と個人的または政治的につながりのある者などが殆どだそうです。
そして、選挙人は自分の好きな人に投票するのではなく、その州において勝利した大統領の候補が、その州の選挙人全員を、自分の得票とすることができるようになっているのです。

つまり、今日行われた一般投票では

カリフォルニア州 - 60%の票を獲得し、オバマ現大統領が勝利
テキサス州 - 57%の票を獲得し、ロムニーさんが勝利

カリフォルニアの選挙人は、55人。本選ではオバマ現大統領が勝ったので、「大統領選挙人投票」では55人全ての票がオバマ大統領に入ることになるのです。オバマ大統領に投票しなかった40%の意向は、無視されてしまうのです。
テキサスの選挙人は、38人。本選ではロムニーさんが勝ったので選挙人の38票は全てロムニーさんに。ロムニーさんに入れなかった43%の意向は、無視されるのです。

そして、12月17日に迎える「大統領選挙人」の投票当日。
カリフォルニアでは民主党が勝ったので、民主党派の選挙人55人が投票を行い、共和党派の55人は用済みで何もしないのです。
テキサスでは共和党が勝ったので、共和党派の38人が投票を行い、民主派の38人は仕事無しと言う訳です。
勝った方の選挙人は、投票の前に「自分の所属する政党の候補に投票する」と誓約書に署名させられるそう。そのため、誓約した候補にきちんと投票するんだとか。でも過去にたった1人だけ、裏切って敵党に投票した人がいるそうです。(笑)

こうして投票されていき、選挙人の総定数は538人の過半数以上である270人以上獲得した人が、正式に次期大統領として当選するのです。

しかし例え本選で最も多く票を獲得しても、必ずしも大統領選挙人投票で勝利すると言う訳ではないそう。大抵の場合は、本線の勝利=大統領選挙投票での勝利となるのですが、過去に3回だけ逆転されたことがあったそうです。

最近では、2000年の大統領選。
一般投票で約5100万票を獲得したアル・ゴアさんは、約5046万票を獲得したジョージ・W・ブッシュに(あえて”さん”つけにはしません!むふっ!)勝利したはずだったのですが、大統領選挙人投票ではブッシュが逆転し、たった5票差でジョージ・W・ブッシュ 前大統領が勝利したのです。この勝敗を決めたのは、25人の選挙人をもっているフロリダ州だそう。
フロリダ州がゴアさんに入れていれば、9.11の同時多発テロもイラク戦争もなかったと言われています、、、。 まあ、もちろん後付けの因縁ですが、しかしこの大統領選挙人投票は、曲者です。


ここまで話すと、「アメリカ国民が大統領を選んでいると言っているけれども、選んでいないような気が、、、、」してくるのですが、この大統領選挙人投票はあくまでも過去のシステムがそのまま残ったもので、形式的のみ。
実際には、選挙人はどの候補に投票するか事前に公表しており、この選挙人は一般有権者投票で勝利した政党から選ばれた人達。
この一般有権者投票は、代議員が投票しているわけで、代議員は一般有権者が直接投票するので、国民が大統領を選んでいると言えるそうです。

一般人が代議員を選ぶ
   ↓
代議員が大統領候補を選ぶ
   ↓
代議員が選出した候補者の中から一般人が選挙人を選ぶ
   ↓
選挙人が大統領を選ぶ
   ↓
大統領決定
  ll
一般人が大統領を選ぶ

やっぱりややこしいですね~。


なぜこんなに複雑かと言うと、一つは「人口が多いから」。人口が多いので、1票1票数えると大変です。二つ目は、アメリカが建国されたときには、まだ一般市民による選挙、民主主義と言うのが信用されておらず、エリートの人々に改めて協議してもらう、という仕組みだった名残だそうです。
なんか、面倒くさい。やっぱり私は選挙権、要らないです。(苦笑)




モルドワイン」からの続きです。

そんなリラックスした夜を過ごしたかったのですが、大統領選挙は世界中が注目し、これからの世の中の動きに関わる一大イベントです。 選挙権がない私も、一生懸命にテレビを見ていました。

そうなんです。私は、選挙権はないんです。
よく、
グリーンカードを持っている=アメリカ国民になった=選挙権がある
と思われがちですが、グリーンカードがあるという事は永住権があるという事であり、特にビザを申請しなくてもアメリカに住む権利があるという事です。
合法的にアメリカに住む権利があるというだけで、アメリカ人になったわけではありません。国籍は日本のままで、アメリカ人ではないので選挙権もありません。

またアメリカには戸籍制度がなく(真偽は不明ですが私が聞いたところによると、世界で自動戸籍制度があるのは日本と韓国のみのよう)、成人したら自動的任選挙権が得られるというわけではありません。18歳以上の米国籍者で有権者登録をした人のみが選挙権が得られるのです。自己登録制なんですね。


ところでアメリカ人になるには、

- グリーンカード保持者
- 合法で5年以上アメリカに住居している者で
- 英語とアメリカの歴史、アメリカ政府(法律など)のテストに合格

しなければいけないんですね。
テストに合格し、アメリカ国籍を持つと選挙権が持てます。他には、アメリカのパスポートが持てて連邦職員(国家公務員のようなもの)になる権利も与えられます。


だがっ!!! メリットはそれだけ。
私は、アメリカ選挙権も連邦職員になる事も全く興味はありません。アメリカパスポートだとビザを取得しないと観光目的でも入国できない国も多いです。その点日本パスポートは、多くの国でビザなしで観光OK。
私は日本人国籍のままで、幸せです♡

アメリカ大統領選 ②」へ続く。
今日は、ハロウィーン。
昨日のHurricane Sandy(ハリケーン・サンディ)さんは通り過ぎたものの、ニューヨークやボストン界隈の地域に洪水や停電などの大きな被害をもたらしました。
幸運にも私達が住むSwampscottの街は、私達の予想を反し、停電もなくライフラインも全く被害はなかったです。良かった~。


さて、ハロウィーン。
私はキリスト教の行事と知られているのですが、その元の元を辿ると異教・多神教の古代ケルト民族の民族行事が始まりのようです。

<起源>
数千年前の古代ケルト人の新年の始まりは、現代の11月1日にあたるそうです。
その前日、いわゆる大晦日が10月31日であり、この晩は物事が移り変わり、時間と空間の境目が一時的にあいまいになる為に死者の霊が家族を訪ねたり、妖精、精霊が現れると信じられていました。
この死者を迎えるお祭りを 「Samhain (サウェン祭、サウィン祭、またはサワーン祭)」と言い、精霊に新しい年の魔除けと豊作を祈っていたそう。

一方で、大晦日は妖精や精霊の他に悪霊や魔女が現れ、子供達を誘拐したり農作物や家畜に害を及ぼしたり、生贄を捧げている最中に人々に取り憑いたりすると信じられていまし た。
そのため、これらの悪霊や魔物に取り付かれないように動物の毛皮を身にまとったり、連れ去られないように悪霊や魔女に紛れ込むため、顔を黒く塗ったり、恐ろしい恰好をしたそうです。
また、若い男性は女装を、女性は男装するという事もあったそう。

紀元43年、第四代皇帝 クラウディス率いる古代ローマ軍によりブリテン島が侵略され、古代ローマ文化とキリスト教が取り入れられるようになります。
古代ローマでは、ローマ神話の果実の女神であるPomona(ポモナ)のお祭りが11月1日頃に行われていました。
そしてキリスト教では、11月1日はあらゆる聖人を記念する万聖節(All Hallows' Day、オール・ハロウズ・デイ)の祝日、そしてその前日の10月31日は万聖節の前夜(All Hallows' Eve、オール・ハロウズ・イヴ)。

そのため、ケトル民族のサウィン祭に古代ローマのポモナ祭、キリスト教の万聖節の前夜祭だんだん融合していき、オール・ハロウズ・イヴが短縮され、ハロウィーンと呼ばれるようになったそうです。


こんな歴史を持つハロウィーンは、現代歴史的な意味合いが薄れ、「家をハロウィーンのモチーフやライトで飾り、子供たちが仮装をしてお菓子をもらいに家々を歩き回る」行事として有名です。

しかし私達の近所一帯(他の州や都市は分かりませんが)は、長引く不況の為にライトアップや飾りを飾る家は殆どなく、ハロウィーンの時に犯罪者や野生の動物と間違えて殺されてしまう事件が後を絶たないために仮装をして歩く子供たちの姿も殆ど見なかったです。
なんか寂しいですね。こういう行事がなくなっていくのも、時代の流れなのでしょうか、、、。




今日は、Labor Dayレイバー デイ: 労働者の日)の為、土・日・月と三連休でした。
このレイバーデイ。日本で言うならメーデーといった所でしょうか。メーデーはヨーロッパなどにもありますが、共産主義、社会主義のお祭りの為に、アメリカは独自のレイバーデイを制定したそうです。


1800年代、産業改革の最中のアメリカ。
労働者は、1日12時間 週7日働きづめでした。1部の地域を除いては、5歳や6歳の子供まで工場や製作所、鉱業所で働いていた時代です。
体力的、精神的、衛生的にも悪状況の中、労働組合の力が強まっていき、ストライキや講義を行うようになってきました。

1882年9月5日、1万人もの労働者が3月の無給労働時間分を休みにあてられた事に対して、ニューヨーク タイムズスクエアの市庁舎前でお祝いのパレードを行いました。これが、アメリカ初のレイバーデイ・パレードです。
この出来事に続き、その後の1887年、オレゴン州が初めて州の祝日として制定し、アメリカ連邦政府の祝日として制定されたのは1892年の事でした。
以後、毎年9月の第1月曜日を「労働者の日」として祝うようになったのです。

アメリカの新学期は、9月(場所によっては8月下旬)が基本。
という事で、この9月初旬のレイバーデイ 三連休は夏の終わりを意味し、夏休み最後の週末、そして新しい年へのお祝いともなっているそう。その為にパレードや花火を行ったり、友人や家族を集めてBBQを行ったり、ショッピングモール等では特大セール期間であったりします。

元々レイバーデイは衣替えも意味し、この日以降は白い服は着ない、夏の靴ははかないなどの習慣があったそうですが、今ではその習慣を知っている人さえも少なくなっているそう。伝統的なことが忘れ去られてきているのは、日本と同じですね。


私達と言えば数日後に旅行を控えている為、相方は3日間とも仕事です。
相方兄の家でBBQがあったのですが、私は日本帰国の準備の為にお留守番。

そういえばSwampscottやその周辺の街では、パレードも花火も何もなかったなぁ。夏休み最後という事で、ビーチで子供たちが夜遅くまでキャピキャピしていたくらいでしょうか、、、。







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