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プロフィール
HN:
りんでぃ
HP:
性別:
女性
職業:
スウィング ダンス インストラクター
自己紹介:
 東京でスウィングダンスのインストラクターとしてレッスンやイベントを開催していました。2012年、結婚の為ボストン郊外のNorth Shore へ世界一臆病な黒猫 ミキティと共に移住。

 ここではアメリカでの生活、ダンス事情、ミキティの様子、ふと思ったことなどを綴っていきます。
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出国手続きから搭乗までの様子、「渡米当日 ④」からの続きです。


さあ、これからが本番、悪夢の始まりです!!!

席に着くと、隣のカップルに猫がいることを告げ、猫アレルギーがないかどうかを確認。
とりあえず離陸後しばらくは、ミキティは1言も鳴かなく生きているかどうか分からないくらいでした。(笑)

少しすると、ゴソゴソと動き出し、ニャーニャーと鳴き始めます。
キャリーの中には、トイレシートとミキティのお気に入りタオルを入れ、キャリーの上にはミキティが寝るときにいつも敷いていたブランケットを被せていました。
そのブランケットをめくって中を覗こうとすると、余計に大きな声で鳴く始末。
幸い、飛行機のエンジンの音が大きくて周りに人には聞こえていなかったようですが、私には確実に聞こえます!

それからというもの、ずうっと鳴き続けていました。

人間の食事が終わり、トイレの列がすくのを待って、今度はミキティの食事タイムです。
トイレに近い席を選んだと思っていたら、それは食事や飲み物の収納スペースだったらしく、私達はトイレから一番遠い席でした。

トイレに行く途中も、うちのお坊ちゃまは鳴き続け、通路付近の人たちは「あれっ、猫の鳴き声がする」という感じでキョロキョロしています。
それを横目に、誰とも目を合わせないように、通路だけをじっと見つめながら、トイレへ一直線。
よく周りの人は不振がらなかったなあと思うくらい、かなり怪しい行動だったと思います。(笑)

そんな私の苦労もいざ知らず、ミキティはトイレの中でキャリーを開け外に出そうとしても、怖がって出てこなく、
無理やり出して、私の食事の残りと本人のエサ、そして水をあげるも見向きもせず、
新しいトイレシートを広げて、オシッコさせようとしても動こうとせず。 (>_<)


ミキティは渡米前に尿道閉塞にかかってしまい、水分を与える事とオシッコを出す事がとても大事なのです。
水分と取らないと脱水症状にかかってしまい、オシッコを我慢すると尿毒症になってしまい、両方とも命に係わる一大事です。
しょうがないからとまたキャリーに入れ、1回目の挑戦はあえなく断念。
席に戻るも、またニャーニャーと大きな声で鳴き始めます。私は、ミキティと周りの人達への迷惑のことが心配でたまらなくて、楽しみにしていた映画を見る気にならず、読書も出来ず、そして一睡も出来きませんでした。

 
乗り換えのミネアポリスまでの約11時間の間に、何回かにわたって、ミキティのトイレと運動、食事と水分補給が、私の使命の”ハズ”でした。
「皆がトイレに行かない時間帯にさっとミキティをトイレに連れて行く」
   ↓
「キャリーから出して、ちょっと運動」
   ↓
「食事を水分を取らせること、オシッコをさせること」
何度も何度も何度も挑戦したのですが、こちらの願いに係わらず見事惨敗です。(泣)

挙句の果てには、トイレに行くたびに15分近く入っている私達の後にトイレへの列が出来てしまい、他の乗客員は痺れを切らせては、ドンドンとドアを叩いて催促される始末。
ミキティは、トイレの中でもニャーニャー鳴き続け不安そうな目で私を見る。
私は、、、 というと、「お願いだから水飲んでよ~。 ご飯食べてよ~。 せめてオシッコはしてよ~。そうしないと病気がぶり返して死んじゃうよ~。」と半べそをかきながら、「こんな時に、相方がいれば、、、。そしたら交代で出来たのに、、、。」とこの状況を何度となく恨んだ事か。
 

ミキティはとうとう、(初めのちょっとだけ静かな時間を除いて)日本 → ミネアポリス → ボストンと、ずうぅぅぅぅぅーーーっと鳴きっぱなしで、最後の方には声が枯れてきていました。可愛そうに、、、。

私は、「機内で有料のアルコールが飲みたくなったら困る」と、くだらない理由で慌てて換金したにも係わらず、そんな心配は一切無用でした。
飛行中ずっと心配で心配で、ずっと心拍数も血圧も上がりっぱなしで、全くそれどころじゃなかったです。


ミネアポリスからボストンまでは、「渡米当日⑥」へ




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