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プロフィール
HN:
りんでぃ
HP:
性別:
女性
職業:
スウィング ダンス インストラクター
自己紹介:
 東京でスウィングダンスのインストラクターとしてレッスンやイベントを開催していました。2012年、結婚の為ボストン郊外のNorth Shore へ世界一臆病な黒猫 ミキティと共に移住。

 ここではアメリカでの生活、ダンス事情、ミキティの様子、ふと思ったことなどを綴っていきます。
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今日は朝からミキティを病院へ連れて行きました。

ミキティはあの脱走事件からだいぶ落ち着き、腫れていてびっこを引いていた足も良くなったようなのですが、その同じ足をよく舐めています。よく見てみると、爪から膿が出ていました。
痛がっている様子はないのですが、臭いもあり、一応診てもらうことに。

私たちの戦いは、まずミキティをキャリーに入れることから始まります。
猫はとってもクネクネしてくれるので、抱っこして入れようと思っても体をひねって中に入れられなかったり、やっと頭を入れたと思っても、爪をキャリーの底へ引っ掛けて押し入れることもできなかったり、何とか体を入れることができても、ファスナーを閉めている間に隙間からひょいっと出てしまいます。キャリーに入れられたらどこへ連れて行かれるのか、何をされるのか分からないと、ミキティも必死です。
どうにかこうにか2人がかりで、キャリーに入れることができました。そのくせ1度キャリーに入ってしまうと、怯えてビクリとも動かなくなってしまいます。


近所のペットショップ Pet Smart に動物病院のコーナーが設置してあり、そこへ連れて行きました。
受付で名前を言うと、いくつもある診察室のうちの1つに通されます。15分くらいすると、看護婦さん(ナースと言っていたが、きっと見習い獣医さんだと思う)がきて診察。症状を聞き、体温を測り、他に異常はないか診ます。そして、「きっと単なる化膿だけだと思うけど、先生が今診察に来るので、先生からきちんと聞いてください」との事。

ミキティはその間中ずっと体を出来る限りべた~っとキャリーの底につけ、つぶれた蛙のようになっています。ミキティのお腹とキャリーの底との間に手を入れるのも一苦労。キャリーの底は黒いファーがひいてあるのですが、まるでそのファーに体をブレンドさせ、自分を見えなくカモフラージュしているようです。
「どんなに頑張っても、見えてるよ。バカだな~」と言いながらも、「そんな可愛い事してー ♡」とかなり親ばかな私達。


9時半の予約でしたが、獣医さんが部屋に入ってきたのは10時過ぎ。
先ほどの看護婦さんに話のと同じ内容を話して診てもらうと、爪の根元が炎症し、化膿しているとの事でした。
先日の車接触事件が原因ではなく、きっと遊んでいる時にカーペットに爪を引っ掛けてしまったんだろうとの事でした。

猫は犬と一緒で肉球に汗をかくのですが、ミキティの肉球は汗でびっしょりです。相当ナーバスになってたんですね。笑
炎症を抑えるお薬をもらい、次回の予約を済ませて終わりなのですが、先生は世間話のほうへ入ってしまいました。
「飛行機の中ではどうだった?」とか、「(ミキティは)こちらの生活には慣れてきてる?」とか、「日本の獣医さんはどうなの?」や、「もしこういう症状があったら、このお薬が効く」などなど。看護婦さんが呼びに来ても、「今行くから」と言って喋り続けています。
あー、だから私たちの場合も、獣医さんが来たのは予約時間の30分以上も遅れてたんですね。

これも、アメリカらしいですよね。日本だったら、次に患者さんが待っていたとしたら、診察して直ぐ終わりにし、次の患者さんのほうへ行きますよね。
けれども、アメリカは「仕事も楽しんでやらないと」と言う考えで、仕事中の私語も決して悪い事とはとられないのです。特にお医者さんは神様的な存在で、絶対服従的なところがあるそうです。

そしてもう一つ、これも西洋的だなと思ったこと。
ミキティがお世話になっていた日本の獣医さんは、「猫博士」として名が通っている先生で、政府からの要請で野生猫に関係する仕事もしていました。猫についての事は本当に詳しく、診察に行くと、「猫は本能でこういうことをするから、こういう風にすれば良い」など、猫の特性や心理的な背景を考えて様々な事を防いだり、治したりするやり方でした。
ですが今から考えるとこれはこの猫博士だけではなく、実家の犬が通っている(普通の)獣医さんもこんな感じでした。
しかし今日診てもらった先生は、「こういう実験結果が出ているから、この薬を使った方が良い」 「この症状は、この病気の可能性があるから、この薬で防ごう」などというようなやり方です。

人間と同じですよね。
私は医療関係のことは詳しくないのですが、一般的に言われている事は、
「東洋医療は、気、整体、漢方など自然の治癒力を高めるやり方。西洋医療は、化学的な薬を使い悪いところを撃退するやり方」
これも文化の違いなんですね。こんなところで、思いもよらぬ”違い”を体験しました。


獣医さんに診てもらった後は、また先ほどの看護婦さんが来て、「先生は単なる炎症だと言っていました。だからこの薬を、1日2回あげてください」との事。見習い獣医さん(だと思う)が勉強になるのには良いけれども、2人の人に診てもらって、全く同じ事をされ、全く同じことを2回言われて、これはちょっと時間の無駄じゃないのかな??と思ってしまった私でした。
でもとりあえず、ミキティが特に悪いことはないみたいなので良かったです。





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