巨大台風のSandy(サンディ)さんが近づいています。
かな~リ大きいらしく、ニュースはこの話題でもちきりです。
去年、大きな台風が来たときには、うちの周りでは3日間停電になったとか。
電気系統のケーブルが地中に埋まっていることが多く、こちらは日本と違って排水の設備が完璧でないために直ぐ水があふれ、停電になるんですね。そして一度停電になると、復旧まで時間がかかるらしいです。
うちも、懐中電灯とキャンドルをすぐに手の届くところへ出して、準備しておきました。
ところで、台風は英語でTyphoon(タイフーン)、Hurricane(ハリケーン)、Cyclone(サイクロン)。
*タイフーン = 北太平洋の西部、南シナ海の位置で発生した最大風速64kt以上の熱帯低気圧。
*ハリケーン = カリブ海やメキシコ湾などの大西洋の北部、北太平洋の中部、東部の位置で発生した最大風速 64kt以上の熱帯低気圧
*サイクロン = 低気圧 全般の事
因みに日本語の台風とタイフーンは名前は一緒でも、定義が違うらしいです。
タイフーンが最大風速64kt以上なのに対し、台風は最大風速 32kt以上。
日本では台風は1号、2号と言いますが、こちらでは人の名前なのです。
なぜ、人命をつけるようになったのかは色々と諸説があるようですが、
* 「この脅威なる自然を理解したい、コントロールしたいということから」 説
* 「オーストラリア気象予報士が、ジョークで自分の嫌いな政治家の名前を付けたことから」 説
* 「昔の米国空軍や海軍の予報気象士は台風の目に飛び込んでいたそう。その時に恋人や奥さんの名前を叫んだことから」 説
* 「1941年に発売された"Storm"(George R. Stewart 著)という小説が大流行した。この小説内で"Maria(マリア)" と名付けられた嵐が出てきたから」 説
* 「人々にハリケーンの警告を出す際に混乱させないために、馴染みのある人名をつけたから」 説
この他にも様々な理由があるようです。
そしてこの名前、1979年までは女性名のみだったそうなのですが、男女同権運動が広まり、「被害をもたらすものに女性だけの名前を付けるなんて差別だ!」という声が上がり、1979年以降は男女交互に付けられるようになったそうです。
因みに、その年の一番目のハリケーンの名前は、「去年は女性名だったから今年は男性名」などの様に、これまた交互なのだそうです。
こんな面白い歴史のあるハリケーン。
今回のサンディさんは、”S”なので今年の入って19番目のもの。
サンディさんはかなり巨大らしく、しかも速度が遅いらしいので、大きな被害が予想されるようです。
大丈夫かな、、、。
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