「
ほうれん草のニョッキ」からの続きです。
腹ごしらえの後は、相方の高校での高校生舞台へ。
この高校生の舞台と言うのが 「Review (レビュー)」と呼ばれるもので、ミュージカルとはちょっと違うのですが芝居、歌、ダンスがあります。誰でも知っているような昔のテレビ番組、映画、流行った歌などを、全体のストーリーは無しにパフォーマンスしていくものです。
例えば日本で言うなら、、、
「クイズ100人に聞きました」の問題を出して、”ある!ある!ある!”までの場面 → 幕が閉じる → 「ザ・ベストテン」の久米宏さんと黒柳徹子さんが話をしていて、その後のランキングの場面 → 幕が閉じる → 「
8時だョ! 全員集合」のタライが頭に落っこちてきて、セットの家が崩れる場面 → 幕が閉じる →
水野晴郎さんが「トトロ」の解説をして ”いや~映画ってほんっとにいいもんですね”と言う場面 → 「笑っていいとも」の”友達の輪っ!”の場面 → 幕が閉じる → 「オレたちひょうきん族」でタケちゃんマンとパーデンネンが絡んでいて、”アホちゃいまんねんパーでんねん!!”と言う場面 → 幕が閉じる → 「サザエさん」のサザエさんが怒ってカツオー!と追いかける場面
とこんな様な感じです。
余談ですが、こうやって昔のテレビ番組を思い出しながら書いていると、昔の番組は本当に面白かったですね。懐かしいです。
今回の舞台では25個のものを組み合わせていましたが、アメリカで育ったわけではない私は、殆ど分かりませんでした。でも、その中でも私が知っていたものをいくつか。
「リトルマーメイド」から ♪ Under The Sea
「メリーポピンズ」から ♪ チム チム チェリー
映画「サタデー ナイト フィーバー」から ♪ ナイト フィーバー
♪ You've Got A Friend In Me by Randy Newman
♪ Kang Fu Fighting by Carl Douglas
何を言っているのか、歌っているのか分からない私でも、とても楽しめました。
高校生たちは大人っぽいのです、がとにかく可愛かったです。
間違っても「エヘヘ」と笑って直ぐにやり直すところや、台詞を忘れてしまったところに先生が舞台の下から教えているのですが、「えっ?何?聞えないよ」と舞台の上で普通に言っているところなどは、やっぱり日本人とは違いますね。度胸があります。
今回のようなレビューの他に普通の劇をやったり、ハロウィーン近くになるとマイケル・ジャクソンの「スリラー」を大勢で踊ったりするそうです。
そしてこれらは全て入場料つきで一般公開され、それで得た資金は、次回舞台の費用に回されるそうです。ご両親や友達も見る機会が与えられ、有料にし運営資金を自分たちで稼ぐとはとても良い仕組みですよね。
日本も、そういう風にすれば良いのに。

こんな風に踊っていました
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