アメリカ生活第1日目です。
昨日ミキティは疲れきったのか、それとも飛行機を降りて新しい怖さが増したのか、空港から家までの車の中では1言も鳴かず、相方ママには「本当に大人しい子だね」と誉められていました。
「違うよ。こんなに大変だったんだよ」と説明するも、私の日本語訛りの英語は相方ママにははっきりとは通じていなかったようです。
そして東京では野良猫から半野良猫へ昇進し、その後アメリカに引っ越してきたミキティは、相方ペアレンツと食事をしている時も、夜になって寝ている時も、ソファの下にもぐって1回も出てこなかったのでありました。
翌日、相方は朝から仕事に行き、昨日の疲れが溜まっていた私が起きたのはお昼頃。
お昼に相方が一時帰宅し、行きつけのカフェに連れて行ってくれました。
カフェに着くと、相方顔なじみのスタッフ達から「キャー、あなたが噂の奥様ねー!彼はいっつもあなたのことを話していたのよ。やっと会えたわ!」と黄色い声を浴びました。ちょっとアイドルになった気分です。^-^v
日本では本当に喧嘩ばかりしていた私達。
相方が見ず知らずの人にこんなに私の話をしていたなんて、かなり意外でした。思ってもみなかった嬉しいサプライズです。
相方は本当に様々な人に私の話をしていてくれたらしくカフェのスタッフ全員から、お店の常連さんからと、本当に沢山の人から「やっと噂のあなたに会えたわ。いつもあなたの話は聞いていたのよ。こっちはどう?慣れた?」と声をかけられました。いや、かけてくださいました。カフェの入り口からキャッシャーでオーダーを終えるまで、40分くらいはかかったと思います。大袈裟じゃなく、本当にそれくらいかかりました。
ここのカフェは
Penera Bread (パネラ・ブレッド)というアメリカからカナダに広がるチェーン店。ここがまた美味しいんです!サンドウィッチやスープの味もさることながら、Bear Clawというペーストリーのファンになりました!

熊の手みたいだから Bear Claw (ベア・クロウ)
アーモンドのマジパンがクロワッサンのようなちょっとサクサクめの生地で包まれていて、上のアーモンドスライスがとアイシング(お砂糖)かかっています。
私には、アイシングと言う上についている砂糖の塊は甘いので、ぽんぽんと叩いてから食べますが、このアーモンド風味が、アーモンド好きにはたまらないです。
こっちも美味しそう♪
そうやって私がアメリカのカフェでデビューを飾っている頃、ミキティはソファの下からやっと抜け出し、今度はベッドの下へと隠れ場を移動したのでありました。 チャンチャン。
遅めのランチをとった後は、生活必需品のトップ、携帯電話の購入です。
これまた相方が顔なじみのお店へ。
私は日本を離れる前から、アメリカに引っ越したらiPhoneを買うぞ!と心に決めていました。それは新しいからとか、流行っているからという事ではなく、日本の友達と無料でチャットや通話が出来るから!
そうなんです。iPhone同士やiPhoneとスマートフォンだと、専用のアプリをダウンロードすれば、他国でも無料でチャットや通話が出来るらしいのです!!
ということで、迷いなくiPhoneを選択。
しかし、ここで思わぬ選択肢が。
iPhoneの 4 にするか、4S にするかということ。
こういう最新技術物に全くと言ってよいほど疎い私は、勿論この2つの違いがよく分かりません。聞いてみると、4S の方が最新物で容量が大きく、インターネットなどのスピードが速く、シリ (Siri) という機能がついているという事らしい。
それでもよく分からなかったのですが、新しい方が良いのかなと思い 4S を購入しました。

ケースも同時購入。
お気に入りのブルーと黒に ^^v
ところで、このシリという機能が驚き!
携帯電話に向かって話しかけると、このシリさんが回答してくれるらしいのです。
例えば、「お母さんに電話」というと、何のボタンを押さなくても、”お母さん”と登録してある人へ電話がかかったり、「この辺の日本食レストランは?」と聞くと、現在地近辺の日本食レストランを距離と地図つきで探してくれたりします。
こちらのCMによると、「Call me Got (神と呼びたまえ)」と言えば、オッケーと言って神様と呼んでくれるらしい。
この機能を、色々なニックネームで試した人がネットに書き込んでいるのを発見。頼んだニックネームでちゃんと呼んでくれる場合もあれば、 「何言ってるんだか、さっぱり分かりません」などの面白い回答で返ってくる場合もあるとか。
これは凄い機能だけれども、考えてみるとかなり怖いです。
映画ターミネーターのように、機械が意思を持って、人間を支配する未来もそう遠くはないと臭わせる代物です!!
この 4S を購入してからしばらくたった今(あとからブログをまとめ書きしているため)、相方は時々この”シリさん”に向かって様々な質問をして遊んでいますが、怖がりアナログな私は1回も使った事がない。
機械に話しかけて、機械が自分で考えて答えるなんて、そんな恐ろしいことは わたくしには出来ません!!!
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