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プロフィール
HN:
りんでぃ
HP:
性別:
女性
職業:
スウィング ダンス インストラクター
自己紹介:
 東京でスウィングダンスのインストラクターとしてレッスンやイベントを開催していました。2012年、結婚の為ボストン郊外のNorth Shore へ世界一臆病な黒猫 ミキティと共に移住。

 ここではアメリカでの生活、ダンス事情、ミキティの様子、ふと思ったことなどを綴っていきます。
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今日は心臓が止まる体験をし、大変な一日でした。

お天気が良いからと、ミキティを前回行った ”灯台のある公園” に散歩に連れて行くことにしたのですが、まずは腹ごしらえという事で、美味しいペイストリーがある Panera Bread でブランチをとってから行くことに。

相方が注文した物を待っている間、私はミキティとカフェテラスで待っていました。
ミキティがまた怖がっているだろう、良いお天気だから外を見せてあげようと思い、キャリーの蓋を開けたのです。

始めはいつもの通り全く動こうとしなかったミキティでしたが、いきなりジャンプしてキャリーの外へ飛び出したのです。
慌てて捕まえようとしますが、逃げる猫を捕まえるのは至難の業です。
リーシュを引っ張るものの蛙のようにピョンピョン飛び跳ね、抱きかかえようと思っても鰻の様にスルっと抜け出してしまいます。もう私は、周りの目も気にせず、跪いてどうにか捕まえようと必死です。

そして逃げまくるミキティは、駐車場の方に出てしまいました!
ここのカフェは、(アメリカではよくありますが)駐車場に面しておりカフェテラスの目の前が駐車場で、この駐車場は他の店もかねており、使用者が多いのです。
ミキティがひょいっと駐車場に出ると、そこに車が走ってきましたっ!!!!
ミキティの1cm程の目の前ギリギリで車が急ブレーキし、それで余計にパニクったミキティは、駐車場の中央へ猛ダッシュ!
私はヒステリックのように、「ミキティーーー!!!」と叫びます。

周りで食事をしていた人達も、「猫はこっちに逃げたー!」とか、「この車の下にいるー!」とか言うように協力してくれています。そのうちの一人が、店の中にいた相方を呼んで来てくれました。

そうしているうちにも、ミキティは車の物陰に隠れ、不意をついて逃げ走り、車に引かれそうになりながら出口の方へを近づいていきます。そして、ミキティが道路へダッシュしましたっ!
この道路は、スーパーも近くにあるために交通量が非常に多いのです。
これまたミキティは、近づいてくる車達に急ブレーキさせ、本人も引かれる寸前になりながら反対側の駐車場に辿り着きました。
ちょうどその頃に、相方が到着しました。

自分の不注意でミキティが逃げて、自分の目の前で子供同然の猫が引かれそうになっているのを目の当たりにした私は、半べそをかきつつも顔は強張り、心臓が今にも飛び出るんじゃないかというくらいドキドキし、ミキティと叫び続けています。

走っている車を止めながらやっと反対側の駐車場に着いたものの、ミキティが見当たりません。この駐車場自体もスーパーやレストラン、電気屋さんや雑貨屋さんが入っており車通りが激しく、いつ車にひかれてもおかしくない状況。また駐車場の横をぬけると裏は丘のようになっており、林の中へ入ると見つけようがなくなってしまいます。もう見つけることは無理なのか、、、アメリカに連れて来た事が間違っていたのか、、、などと色々な事が頭をめぐり、私もパニック状態です。
ですが、幸運にもミキティは低い植木の中に隠れていました。

私は買ったばかりの猫用お菓子をチラつかせながら近づこうとしますが、ミキティは距離を保ったまま後ずさります。
私がミキティに話しかけて、ミキティがじっとしているところへ、相方が上からそっと捕まえました。でも、植木は四方八方に枝が伸びており、ミキティを捕まえたまま上に上げることができません。
枝に引っ掛けて腕に多くの傷を負いながらも、どうにかこうにか相方はミキティを植木の樹海から出し、キャリーに入れることができました。

カフェに戻る時には、先ほど一緒になって追いかけてくれた人達や、固唾を見守ってくれていた人達までもが、「猫ちゃん、捕まった?良かった~」と声をかけてくれました。そんな人々の優しさに、この街に越してきて、初めてと言っても過言ではないほどの人の温かさというものを感じました。


家に帰りミキティをキャリーから取り出してみると、ひかれそうになっただけと思っていたのですが、実際は車のタイヤはミキティと接触していたようです。額に摩擦で毛が抜けてしまったような、傷ができていました。
ミキティは右足を引きずっていましたが、骨折や大きな怪我は見られず、安心しました。


友達は、ハリーポッターの傷だねと言っていました。^^;





ミキティにとっても、あまりにも怖かった出来事だったんでしょう。勿論ですよね。その後5日間くらいは、食器棚の上に登ったまま降りてこようとはしませんでした。





 



私はこの恐怖があまりにも大きく、その日はずっとミキティが引かれそうになる映像が頭から離れませんでした。
何をしていてもふとその映像が現れ、恐怖が甦ります。
そしてその日の夜は、夢の中にもその映像が出てきました、、、。






 
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我が家の王子 ミキティは、だんだんと普通に戻ってきました。
新しいおもちゃが効いたようです。

このおもちゃ、たまたまテレビで見た番組で登場してきたものです。
Animal Planetというチャンネルで、「My cat from hell(地獄からやって来たうちの猫)」という番組があります。
飼い主に対して敵意を見せ、引っ掻いたり噛んだりする猫達を良い子に変える番組です。
この番組ホストのJacksonさんは猫の心理を本当に良く分かっており、この人の手にかかるとどんな子でも良い子に変わってしまうのです。


まずはその家に行って猫に会い、家の中を見て周り、なぜ猫がそういう行動を取るか原因を探ります。
そして飼い主に、ここをこうした方が良いと助言を与えて2週間試してもらいます。そして2週間後に再訪問してみると、猫は大人しくなっており、引っ掻いたり噛んだりもしなくなっているという番組です。
決して痛みを与えて、そうしないように怖がらせるのではなく、心理的にペットと人間が共存できる環境へと変えていくのです。

この番組を見ると原因は人間側にる場合が殆どで、猫達は(犬もそうですが)ただ極度に怖がっていたり、ストレスが溜まっていたり、野生本能に従った行動をしているだけだったりということが多いです。
よく猫が家具や飼い主を引っ掻くからと言って全ての爪を抜いてしまったり、、犬が吠えるからといって声帯を切除したり電流が流れる首輪をつけたり、または人間の命令に従わないからといってペットを捨ててしまうなどの事柄を本当に多く耳にしますが、それらは人間のエゴや我侭でしかないですよね。
人間がその動物の本能をきちんと認識し、ペットがそのような行動をしないように私達人間が何を出来るかを考え、深い愛情を注げば、動物の悪い習慣も改善されていくと思います。


遠回りをしてしまいましたが、この番組でストレスが溜まりに溜まり過ぎている猫に、このおもちゃを紹介していたのです。
その名も、ズバリ「Da Bird(ザ・バード)」。











本物の鳥の羽がついており、振り回すと本当に鳥が飛んでいるようなバサバサっとした音が出ます。
只今ミキティは、これに夢中♡







袋を開けた瞬間から目がキラリと光り、一目散に追いかけます。興奮してくると、尻尾はボっと一回りくらい太くなります。それはまるで、「魔女の宅急便」の、キキがほうきで空を飛ぶ練習をしているときに、ほうきがボっと膨らむシーンのよう。
おもちゃを床に置くと、お尻を持ち上げ、プリプリっと左右に振って準備をし、おもちゃに突撃!カーペットでスライディングをするので、毛が摩擦で薄くなり、肉球は軽いやけどの様になっているくらいです。(笑)












ヒートアップしてくると、指ををめいいっぱいに広げます。
左手が普通のサイズ。右手は、まるで指が8本くらいあるみたい



こんなにも、必死に遊んでくれるんだー!と、こちらも嬉しくなってしまいます。
ちょっと強面だけど優しく涙もろいJacksonさん、あなたは天才です!!!
あなたのおかげで私達は、夜眠れるようになりました。



時々見せる表情は、まるで「X-メン」のミスティークのよう。






隠れている”つもり”のミキティ
でもまだ「隠れん坊」じゃなくて、ハンティング用に隠れているだけです




これが今日の獲物


 



すっかり落ち着いてきたミキティ。
最近は日本から持ってきたミニ・ミキティでも、遊ぶようになりました。
渡米祝いにと生徒から戴いた花束についていたぬいぐるみですが、
活躍しているということでドンマイです!





 
 
今日は、こちらで初めてできた友達(しかも日本人)とブランチの為、昨日に引き続き、ボストン市内へちょっとした小旅行です。

彼女はまだ若いのに、仕事の関係で以前はミュンヘンに住んでいて、その後はハワイ、そしてボストンへと移ったそうです。凄いですよね。
ボストンに引っ越してから1年経って、私が初めてできた日本人の友達らしいです。ボストンでも、そんなに日本人はいないのかな??

彼女と相方が知っている Cambridgeの Kendall Square にある Bean Towne Coffee House で待ち合わせをしたのですが、週末は営業してませんでした!ボストン市内で、しかも映画館とかとかもある場所なのに、週末営業していないってどういうこと!? 本当に、マサチュセッツの人は働く気がないのかしら!!??
 
という事で、隣で営業していた The Friendly Toast へ入りました。似非イタリアンな生活をしている私にとっては、渡米後、初めてとなるダイナーでした。
 


ところで最近のミキティは、夜ちょっとは寝てくれるようになりました。
それは、新しいおもちゃを買って昼間遊ぶようにしたのです。遊んで少しはストレス発散になってくれてるのかな。

それまでは、本当に1晩中鳴いていました。
それも、いつもの「にゃ♡」と言う可愛い声ではなく、雄猫が春の繁殖期に鳴くような、「にゃあぁぁぁぁぁぁおぉぉぉぉぉ」という野太い声で鳴くのです。
昼間は天使のような可愛い顔でぐっすり寝ていますが、12時頃になるとムクムクッと起きだし、外に出たいと言って鳴き始めます。私が起きて遊んであげたり、撫でてあげたりすると、30分くらいは静かになりますが、また直ぐに起きだして鳴き始める始末です。これが本当に、1晩中続いていました。

どうしたものかとネットで解決法を調べてみたところ、これは猫にとって普通の行為のようです。
新しい家に引越し、外に出れないと、ストレスからなるものだとか。でも猫は犬と違って、外にいた時の思いではいつかは忘れるらしいです。それは猫によって1ヵ月後だったり、1年後だったり。外で自由に遊べないのも可哀相だけれども、もしかしたらこれが1年も続くかもしれないと思うと、ノイローゼになりそうです。

最近、時々考えます。アメリカに連れて来た事が、ミキティにとって良かったのかどうかと。 私は渡米前に、ミキティを連れて行くかどうか長い間悩みました。
私達にとっては家族同然ですが、半分野良猫、半分家猫のミキティはどう思っているのか。長時間飛行機に乗せて、外に出られない環境に連れて行くことが、ミキティにとってストレスになることは最初から分かっているのに、連れて行くことは人間の我が侭じゃないのか。 でも、私が居なくなった後でもドアの前で「入れて」と鳴き続けるミキティを想像すると、やっぱり一緒に連れて行ったほうが良いのかとも思いました。また、東海岸に友達の居ない私が一人ぼっちになった時にミキティが居てくれたら救われる、と自分勝手な事を考えていたのも確かです。

そして、ミキティがお世話になっている獣医さんに相談してみました。 すると猫博士として有名なこの獣医さんは、「皆、猫は家に懐いて人には懐かないって思っているけど、それは違うよ。猫は犬以上に縄張り意識が強いから、自分の縄張りを出るっていうことは食べていけなくなる=死んでしまうという事なんだよ。だから、自分の縄張りを出ようとしないんだ。でも、犬と一緒で人に懐くよ。もし人間が猫を置いて引っ越してしまったら、捨てられたって悲しむ感情もちゃんとあるんだよ。だから、無理じゃなかったら連れて行ってあげて欲しい」と。
考えてみると、ミキティも私達が世話をするようになってから、こんな事がありました。
ある日、ミキティが捕まえた鳥を家に持ってきて私達の目の前に置いたのです。猫は、感謝の意味を表明して、自分の獲物を人間にプレゼントすることがあるそうです。

これで私の心は決まりました。
また、ミキティは渡米準備の最中に尿道閉塞にかかってしまいました。その為に、これからずっと専用のエサをあげなければいけなくなりました。もし私が連れて行かなくて、ミキティが野良猫に戻る事になったら、病気が再発し死んでしまいます。
あまり良くない理由ではありますが、これで連れて行くことは確信となり、連れてきたのです。

外に出たいといって鳴いているミキティを見ていると、それでもこれが本当に良い選択だったのか時々分からなくなります。
もしこれが人間の子供の場合、子供は成長し、自分で友達を見つけて環境に慣れていきますが、ミキティの場合は私達がどうにかしてあげなきゃいけません。連れてきた私の責任です。


 うちに来るようになった時のミキティ。
まだ小さくて、可愛いでしょ ♡ 




東京に居たときは、ミキティはよく隠れん坊をしていました。(人間の子供と一緒でしょ?^^)
外から家に帰ってくると、どこかに隠れるのです。大抵は立てかけてあるマットレスの後ろや、押入れの中です。
私が、「ミキティ、どこに行ったかな?見当たらないな。ミキティ、どこかな~?」と言って探すと、目をキラキラさせて嬉しそうに「ニャ」と鳴いて飛び出してくるのです。本当なんですよ~。
でも、こちらに来てから、まだ一度も隠れん坊をしていません。寂しいです。
早く、キラキラ目を輝かせて隠れん坊をするミキティに会いたいな。





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