今日は、アメリカの
星条旗を制定した記念日、フラッグ・デーです。
アメリカの国旗は1777年に正式に制定してから、なんと
27回も変更されているそうです。
1776年7月4日にイギリスから独立宣言をしたアメリカでしたが、独立後もイギリスの国旗が入った旗を使っていました。

左上にイギリスのユニオンジャックが
独立戦争時代には、イギリスが入っている旗を嫌だと国旗の変更が叫ばれていました。
1777年6月14日、当時のアメリカは13州であったために、
海事委員会により「赤と白の13本のストライプと青と白の13個の星」と制定され、いわゆる”星条旗”が生まれました。
それにより6月14日は公式に国旗制定記念日 = フラッグ・デーとなり、第28代大統領
Woodrow Wilson(
ウッドロー・ウィルソン)により、祝日と制定されました。 *現在では、国全体が祝日になっているわけではないようです。
しかし上記の規定だけで、星の並び方などの設定は特に無く、多くの旗デザイナーが独自の旗をデザインしたという事でした。
有名なデザインの中の1つには、
Elizabeth Ross(エリザベス・ロス-ニックネーム”ベツィ”
)がデザインしたものがあり、"Betsy Ross" flag (”ベツィ・ロス” フラッグ)とよばれています。
そんな中、5角星の配置を3列-2列-3列に変更した、現在のデザインに最も近いものが使用されるようになりました。

アメリカ最初の国旗と制定されているデザイン
1975年にはケンタッキー州とバーモント州が加算されて15州となった為に、星の数とストライプの本数を増やし、15個の5角星と15本のストライプとなりました。
しかし15本のストライプは、遠くから見ると色が重なりピンク1色に見えてしまった為に、13本に戻したそうです。
現在は1960年のハワイ州加算を最後に、50個の5角星と13本のストライプとなっています。
こんなにもデザインが変わっていく国旗も、珍しいですよね。
日本の場合、
日章旗(いわゆる日の丸)のデザインの出所は不明で、国旗の制定の法律は近年まで無く、公式に制定されたのは平成11年の1999年8月13日だそうです。
自国の国旗に関して無知だったのは恥ずかしいですが、この事実は結構意外でした。
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