忍者ブログ
| Admin | Write | Res |
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
最新記事
(06/30)
(06/27)
(06/18)
(06/11)
(06/05)
最新トラックバック
プロフィール
HN:
りんでぃ
HP:
性別:
女性
職業:
スウィング ダンス インストラクター
自己紹介:
 東京でスウィングダンスのインストラクターとしてレッスンやイベントを開催していました。2012年、結婚の為ボストン郊外のNorth Shore へ世界一臆病な黒猫 ミキティと共に移住。

 ここではアメリカでの生活、ダンス事情、ミキティの様子、ふと思ったことなどを綴っていきます。
ブログ内検索
最古記事
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

今日のブログは、かなり長くなってしまいました。スミマセン、、、。


先日、日本の友人と長々と子育てについて語り合ってしまいました。
子育てに行き詰ったり、疑問を感じたりしていた友人。

私自身には子供はいないですが、自分の周りや”子供に英語を教える会社”で気づいた日本の子育てとアメリカの子育ての違いや、そして人から聞いた話しやテレビで見たことなど、気づいたら2時間近くも話していました。


まずは私が気づいた事、感じた事。
よく日本人は自分の主張をしないと言われますが、その理由は自己主張をしないのが美徳とされてきた歴史があります。しかしそれだけではなく、ある環境が”シャイな日本人形成を手伝っている”とも言えると思います。

日本では、大人が小さい子供に話しかけると、子供は恥ずかしがってモジモジしている事が多いです。すると大抵の大人が、「○○ちゃんは、○○だよね」「今日は○○してきたんだよね」と、代わりに答えてくれます。

これがアメリカの場合、大人が子供に何かを聞くと本人がきちんと答えるまで待っています。
子供がシャイでモジモジしていたり、答えがいまいち分からない時でも、「あなたが聞かれてるんだから、自分できちんと答えなさい」「答えが分からない時は、分からないとハッキリ言いなさい」と、子供が答えるまでしつこい位に(笑)問いだたし、何かを言うまでひたすら待ちます。決してその場をやり過ごそうとはさせないのです。
もちろんアメリカ全ての家庭がそういうわけではないと思います。けれども、私の友人や周りの家庭は皆そうですし、テレビの中でもそうですので、比較的多くの家庭が”子供にきちんと発言させる”と言えると思います。

学校の授業でも討論のクラスがあり、自分の考えを言い合う授業があります。
これらの理由により、アメリカ人は「Yes」「No」、または自分の意見をはっきり言う訓練が子供の時から出来ているんですよね。
またマサチューセッツ州では、いかなる時でも12歳以下の子供を家に一人にする事は法律で禁止されています。その為に、ベビーシッターの習慣も培われてきました。それにより、子供は小さい時から他人と接する事に慣れてくるのです。
決してアメリカの子育てが最良と言うのではありません。時々、自己主張が強すぎる時はありますが、、、。(苦笑)
全てをそっくりそのままとまでは言いませんが、良い所はどんどん見習うべきだと思います。


日本では、子供の答えを待っていると会話が続かないという理由や、子供だからそこまで考えられない、または単にシャイな子供の為を思って親が変わりに答えてしまう。もしかしたら、周りの大人が単にお喋り好きなのかもしれません。
子供は自分が何も言わなくても大人が答えてくれるので、どんどん何も言わなくなります。すると、何も言わなくても事が解決してしまう事を子供は無意識に学ぶと思うんです。
けれども大人は、「ちゃんとものをハッキリ言いなさい」や「自分の事は自分でやりなさい」と子供に言いながら、子供に聞かれた質問を、子供が考える隙もなく答えてしまうのです。これでは子供が自分で考える力、自分で事を伝えようとする力、コミュニケーション能力が育っていかないですよね。
こういう悪循環によって、「何も言わずに事が過ぎ去るのを待つ→自己主張をしなくなる→自己主張が”出来なくなる”」という風になるのではないかなと思います。

日本人同士で生活していると、以心伝心や相手が何も言わなくても相手の気持ちを汲み取ると言う習慣があるために、私生活で困る事はさほどないかもしれませんが、仕事の商談などではそうはいきません。こちらの要望をハッキリ伝えないと、商談がまとまらなかったり、勘違いのままに進んでしまいます。
また英語を必須教科に入れ、国際化を目指している日本では、これから外国の人と接する事も多くなります。この時に自己主張ができないと、全く何も始まりません。
コミュニケーションの手段である英語を学ぶ事も大事だとは思いますが、それと同時にコミュニケーション使用とする気持ちを育てる事も必要ではないでしょうか?

自分が変わりに答えるのではなく、子供に発言させる、これは幼児教育の中でも結構重要な事だと思います。



そしてこちらに帰ってきた直後に、友人がフェイスブックに載せていた記事:

「子どもたちはこうして生き方を学びます。

- けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる
- とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる
- 不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる
- 「かわいそうな子だ」と言って育てると、子どもは、みじめな気持ちになる
- 子どもを馬鹿にすると、引っ込みじあんな子になる
- 親が他人をうらやんでばかりいると、子どもも人をうらむようになる
- 叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう
- 励ましてあげれば、子どもは、自信をもつようになる
- 広い心で接すれば、キレる子にはならない
- 誉めてあげれば、子どもは明るい子に育つ
- 愛してあげれば、子どもは人を愛することを学ぶ
- 認めてあげれば、子どもは自分が好きになる
- 見つめてあげれば、子どもは頑張り屋になる
- 分かち合うことを教えれば、子どもは思いやりを学ぶ
- 親が正直であれば、子どもは、正直であることの大切さを知る
- 子どもに公平であれば、子どもは、正義感のなる子に育つ
- やさしく思いやりを持って育てれば、子どもは、やさしい子に育つ
- 守ってあげれば、子どもは、強いに育つ
- 和気あいあいとした家庭で育てば、子どもは、この世の中はいいところだと思えるようになる

アメリカインディアンの教え
ドロシー・ロー・ノルト/詩(ベストセラー「子どもが育つ魔法の言葉」の著者) 」



これを語り合っていた友人に送ったら、友人が以前住んでいた市役所の子育て支援課でも、このドロシー・ロー・ノルトさんの記事が置いてあったとか。因みに以下は、スウェーデンの中学校教科書に載っているのだそうです。

「『子ども』

批判ばかりされた子供は非難する事を覚える。
殴られて大きくなった子供は力に頼る事を覚える。
笑いものにされた子供はものを言わずにいる事を覚える。
皮肉にさらされた子供は鈍い良心の持ち主となる。

しかし、
激励を受けた子供は自信を覚える。
寛容に出会った子供は忍耐を覚える。
賞賛を受けた子供は評価する事を覚える。
フェアプレーを経験した子供は公正を覚える。
友情を知る子供は親切を覚える。
安心を経験した子供は信頼を覚える。
可愛がられ抱きしめられた子供は世界中の愛情を感じ取る事を覚える。

ドロシー・ロー・ノルト」

上記の2つは、日本でも妊娠した時に行くママさん学級などで親に一枚、祖父母に一枚、そして地域の観覧版などで近所の人に一枚ずつ配れば、良いなと思いました。
子供は、なんでも親の前をしますからね~。(笑) ← 「子供は親の背中を見て育つ」 「甥っ子の運動会」 参照

子供の将来を考えて、しつけを厳しくしたり、塾に行かせたりと幸せになる要素を養わせるのではなく、どんなに小さなことでも嬉しくなり、幸せに感じる感性を養ってあげるのが、子供の将来の幸せにつながるのではないでしょうか?
どんなに幸せに思える要素が目の前にあっても、本人がそれを幸せと思わない限り、意味がないですからね。

子育てをした事がない私が生意気な事を言っていますが、日々の生活中で小さなたくさんの幸せを見つける能力があれば、その子供はいつでも幸せになると思います。




 
PR
この記事にコメントする
Name
Title
Font-Color
Mail
URL
Comment
Pass
phot by Art-Flash * icon by ひまわりの小部屋
designed by Himawari-you忍者ブログ [PR]